STRUCTURE 構造

強靭な躯体構造

ワールドシティタワーズの外観
地上60mを超える超高層建物は、通常の建築物に比べて耐震性や安全性についての高い基準が建築基準法に基づいて定められています。本建物はその厳しい基準をクリアするために、時刻歴応答解析により耐震安全性の検証が実施されています。国土交通大臣の指定する指定性能評価機関「日本ERI株式会社」の性能評価を受けた後に、国土交通大臣による認定書が取得されました。これにより優れた耐震性、安全性を有することが認められています。

強固な地盤と基礎構造

ワールドシティタワーズの強固な地盤と基礎構造
●地盤
地下約28m以深、※N値60以上の砂質泥岩層が建物を支える支持層となっています。この支持層は地質時代でいえば第三紀鮮新世に当たる古い地盤で非常に固結した砂質泥岩により構成されています。

●基礎構造
上記の砂質泥岩層にアースドリル工法により、杭が405本構築されています。

※N値とは
地盤の堅さを示す数値。重量63.5kgのハンマーを75cm自由落下させ、サンプラーと呼ばれる鋼管パイプを地中に30cm打ち込むのに、上から何回叩いたか、その回数を示すものです。N値50とは、30cm打ち込むために50回叩かねばならない強固な地盤であることを示します。

スパイラルフープ

ワールドシティタワーズのスパイラルフープ
一般部の柱には主筋に帯筋をラセン状に巻き付けたスパイラルフープが採用されています。接続箇所が少ないため、帯筋が破断しにくく、柱がより粘り強くなっています。

制震装置(CSダンパー)

ワールドシティタワーズの制震装置(CSダンパー)
平鋼からなる芯材(制震部材)を溝形鋼や鋼板で組み立てた補剛材で座屈拘束した鋼材プレスダンパー型の制震装置が採用されています。地震時のエネルギーを変形エネルギーとして消費する機構を持ち、エネルギーを制震装置が吸収することにより、地震による建物の揺れが抑えられています。制震装置の採用で、地震被害により大規模な修繕が必要となる恐れが軽減されています。

RCコアウォール

ワールドシティタワーズのRCコアウォール
低層階に設けられた高さ最大約13mの吹抜空間の耐震安全性を確保するために、3層以下のコア廻りに厚さ最大900mmのコアウォール(耐震壁)を設けることで、建物低層部の剛性が確保され、地震時の建物の揺れが軽減されています。

風揺れに配慮された構造

ワールドシティタワーズの風揺れに配慮された構造
日本建築学会の強風時の居住性能評価区分として最高等級「Hー1」区分に該当する耐風性能であることが検証されています。

信頼のテクノロジー

AFRコンクリート

ワールドシティタワーズのAFRコンクリート
万が一の火災時にコンクリート中に混入したポリプロピレン短繊維が、溶融して気化することで、コンクリート表面の剥離、飛散が生じにくくなっています。

50%以下の水セメント比

コンクリートの耐久性を高めるため、セメント量に対する水の分量が50%以下に抑えられています。コンクリートの収縮を少なくし、ひび割れの発生が抑えられ、耐久性が高められています。

塩害対策・塗装

キャナルに面した立地のため、潮風の当たる建物の外装材などには塩害対策が施されています。例えば、コンクリートまたはPC板の上には塩害に配慮されたアルミフッ素樹脂塗装、サッシュはアルミ製でコーナー部分はアルミカーテンウォール仕上、1階の出入り口部分にはステンレスサッシュが使用されています。できるだけ鉄を使わずにアルミまたはステンレスで仕上げられています。そのアルミサッシュも海岸部仕様とし、やむを得ず鉄を使う場合には潮風に対応したメッキ被覆で仕上げられています。また、エアコン屋外機なども塩害対策仕様が採用されています。

高水準の居住性

中空プレキャスト合成スラブ

ワールドシティタワーズの中空プレキャスト合成スラブ
中空プレキャスト板はコンクリートに高い強度の鉄筋にて圧縮力を与え、かつ、スラブの一部を空洞化し軽量化を図ることで、小梁のないフラットな天井が実現されています。

二重天井

ワールドシティタワーズの二重天井
コンクリートスラブから天井を吊り下げ、その間に空気層を設けることで遮音性が高められています。スラブと天井との隙間に電気配線や配管などを通すことにより(一部除く)、将来のメンテナンスやリフォームが容易に行えるようになっています。

静かな室内環境

外壁

ワールドシティタワーズの外壁
妻側の壁には厚さは約160mmのプレキャストコンクリート板が使用されています。 外側にはフッ素樹脂を塗装し、鉄筋を酸化させ、 錆びなどにより躯体構造の劣化につながるコンクリートの中性化が抑制されています。 また、内側には厚さ約25mmの発泡ウレタンを吹き付け、断熱性や結露防止に配慮されています。

間仕切り壁

ワールドシティタワーズの間仕切り壁
専有部内の遮音対策として、 間仕切壁は厚さ約9.5mmのせっこうボード貼りとなっています。 さらに、居室が水まわりと接する場合は、 遮音に特に配慮し、 間仕切壁の両側に厚さ約9.5mmのせっこうボードが二重貼りとなっています。
※一部除く

耐火遮音壁

ワールドシティタワーズの耐火遮音壁
隣の住戸との間には、耐火性・遮音性に配慮した、 厚さ約150mmの乾式耐火遮音壁が採用されています。せっこうボードの間には遮音性能の高いグラスウールを充填し、プライバシーが守られています。

二重床

ワールドシティタワーズの二重床
フローリングとコンクリートスラブの間にクッションを置き、空気層を確保した二重床が採用されています。足音などの伝達を抑え、遮音性に配慮されています。

防音サッシュ

ワールドシティタワーズの防音サッシュ
室内の快適性を高めるため、騒音測定調査が実施されています。 防音サッシュを採用し外部からの音の低減に努め、 室内の快適性を高める設計となっています。また、一部の住戸では二重サッシュが採用されています。
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